季節ごとにに注意しなければならない病気や疾患、
様々な症状の予防と対策について
ご紹介していきたいと思います。
内科担当医師 丹野 大
お酒を飲んだあとに、腹部や背中が痛くなったことはありませんか?
この場合には、膵炎を起こしている可能性が…!
膵炎とは、膵臓の炎症により痛みを起こす病気ですが、病状によっては死に至ることもあります。
慢性膵炎と急性膵炎に大きく分類されますが、
いずれもアルコールの飲みすぎによるものが多いのが特徴です。
ほとんどの患者さんは、アルコールを多飲した後に突然の腹痛・背部痛を訴えて来院します。痛みが強いので、心筋梗塞との鑑別も必要となることがあるほどです。膵臓は丁度胃の裏側に位置する横に長い、長さ15cmの臓器です。その役割は、膵液という消化液を分泌する外分泌と、インスリンを分泌し血糖値を調節する内分泌とがあり、あまり知られてはいませんが、身体にとても大事な働きをしているのです。
アルコールを毎日のように大量(日本酒でしたら5合以上)に飲酒していると、膵臓から出る膵液が膵臓自体を溶かしてしまう、自己融解という現象を引き起こし、炎症反応による痛みや発熱を起こすのです。この炎症を繰り返すと、慢性化し徐々に膵臓の細胞が繊維化し、膵臓機能(消化・吸収・血糖の調整…)が悪くなっていきます。そして場合によっては、重症におちいり、他臓器の障害を引き起こし死に至ることもあるのです。
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