医療法人 清真会 丹野病院 健康コラム

健康コラム


 季節ごとにに注意しなければならない病気や疾患、
 様々な症状の予防と対策について
 ご紹介していきたいと思います。

               内科担当医師 丹野 大

内科担当医 丹野大

動脈硬化

20年前とは、食生活など環境因子も大きく変化した現在、動脈硬化が原因と考えられる心臓病、
脳の病気が増加してきました。今回は動脈硬化について述べたいと思います。
動脈硬化とは血管の内膜にコレステロール、中性脂肪等が沈着し、内腔を狭くし血液の流れを悪くし、
種々の病気を引き起こすものでその病気を総称して「動脈硬化」と言います。
危険因子として、運動不足、肥満、高尿酸血症、高脂血症、多血症、糖尿病、高血圧、たばこ、男性、年齢、性格などがあります。

動脈硬化の予防について
最も重要になると思いますが、早期発見が大切です。
動脈硬化は、悪くならないと自覚症状が現れません。 定期的な健康診断、人間ドック等で血液検査を含め血圧のチェック、エコー、CTによる内臓沈着脂肪のチェックが重要です。

動脈硬化の治療について5つの療法を記します。

食事療法
カロリーコントロールによる肥満の改善
良質のたんぱく質を摂取する。
植物性脂肪を増やす。
糖分(果糖を含む)の摂取を減らす。
食塩の摂取を減らす。
繊維質の摂取量を増やす。
バランスのとれた食事をする。
運動療法
医師の指示に従って適度の運動をする。速足で30分が理想的。
禁煙
たばこは、特に動脈硬化を予防するHDL(善玉コレステロール)を下げてしまいます。
ストレス
ためないようにするか、早めに解消する。
薬物療法
糖尿病については、経口糖尿病薬、インスリン注射等があり、
血糖が急激に上下しないようにします。

糖尿病については、経口糖尿病薬、インスリン注射などがあり、血糖が急激に上下しないようにします。
高脂血症については、コレステロール、中性脂肪の数値によって、また、持っている病気によって飲む薬が違います。医師に相談してください。
高血圧については、原因によって内服薬を選択します。
高尿酸血症については、食事療法も大切ですが、経過によっては合成阻害剤、排泄剤を飲むことを勧めます。
動脈硬化が進行し、狭心症、脳梗塞が疑われる場合には、血管を拡げる薬や、血管が固まるのを抑える薬を内服することが大切と考えます。

以上、治療について述べましたが、最も重要である食事療法については、栄養管理が必要となります。積極的に栄養士による栄養指導を受けることをお勧めします。